こむらがえり

「こむらがえり」とはふくらはぎにおこる痙攣のことを指します。「歩いて汗かいて温泉入ってビール呑んでご飯食べて帰る」小さい旅行が好き。

DiDi タクシー 配車アプリ、開始から一ヶ月使ってみた感想を書くよ

大阪で9/27より始まったソフトバンクさん肝いり、中国配車サービス大手の
滴滴出行(DiDi)」アプリ。
使い勝手とかクーポンのこととか、ちょっとわかりにくいなあって実際俺感じたので、他の迷える子羊ちゃんたちのために書き出してみる。


※あくまでも自分で感じた使用感(と他社アプリとの比較)、直接運転手さんに聞いて集めた情報です。
DiDiモビリティジャパンさんが実際に個々で契約している(はず)と思われる各タクシー会社さんとの兼ね合いwなどもきっとあろうかと思うので、全てを信じず参考までにとどめてください。

もうね、とりあえずみんなが知りたいであろうところ、から言うわ。


クーポンについて

ハロウィン50%OFFクーポンすごいよね!
俺タイミングちょうど良くぶち当たって2回半額になったんで証拠写真張り付けておきます。

これには正直ぶったまげ。

相変わらず手段を選ばぬソフトバンクさん!として考えたとしても、今回はまあ相当気合入ってるなあ、と感じたわけです。

なお、今DiDiが提供してるクーポンって、いろいろあってね。
俺が今んとこ持ってるやつ(2018/10/30現在)がこちら↓

「一部大阪地域にて」ってなんや。わかりにくいよね。
このクーポン一覧ってね、自分で選べないんですよ。

  • 一部大阪地域(アプリでその可能エリアを知ることはできない。なんそれ。「俺んとこ駄目だった!」ってあるんかな。)
  • アプリ決済のみ。(予め登録しておいたクレカなどから。現金払いは不可。)
  • どのクーポン(50%OFFとか、1000円引きのやつとか)が引きあたるのかは、到着地にて清算してからのお楽しみ。

これ、わかりにくいです。
但し、うたってるよーに50%OFFはすでに2回(10/26・10/28)に連続きてるんでおそらくもれなくほぼ全てのユーザーが半額なのでは無いでしょうか。
すげえ。
SNSでキャンペーンもガンスカ打ってるし、一気にユーザー囲い込みたいんだろうね。

ここで、話は基本のところから。
アプリとしての使い勝手は至極シンプル。必要以上のものが無い。むしろ足りない感じを受けます。UIは「JapanTaxi」さん「大阪タクシーアプリ」さんの上をいってます。なにしろ評価システムがあるのがとにかくいい。
乗った方も乗せる方も多分すごく丁寧な対応になれると思うんですよ。
俺自身も「良客」であろうと、ちゃんとお行儀よくするようにしていますし、それがサービスの受ける側・提供する側のあるべき姿だと思うので。
とてもいいなって思ってます。

以下はアプリの各画面。


メインメニュー

これはアカウント。

これしか無いんですよ!
(俺が今まで贔屓にしてた大阪タクシーアプリさんは、これに各タクシー会社の配車電話番号が載っててね。これはこれでアナログで良かったんだけど。)


注文一覧

で、注文一覧画面。
明細書も発行可能。各注文の詳細と、できることは以下の通り。

  • 運転手さんのフルネーム
  • 車番
  • 清算内容
  • 評価
  • 電話(アプリ内で会話が可能)
  • チャット(アプリ内でチャットが可能)

チャットや電話は注文を受けてから到着するまでに使えるような設定です。
これいいよね。多分使えるか使えないかは運転手さんによるかもですが。
クーポンの振り分けの内容もここで確認が可能です。


カスタマーサービス

カスタマーサービス、お姉ちゃんとお話できるんかな思うたら大間違い。なんともざっくりなそっけないQ&Aテキストが並んでいるだけです。
しかも基本的なことしか乗ってない・・・


今のところ運転手さんもアプリ操作慣れていない人多いですし中国本土のDiDiとは若干違う(タクシー会社が介在してる)んで、ここはまだまだ発展途上中ということで。

「全国タクシー」さん(今のJapanTaxi)は、俺の呼ぶ位置にもよるのかまったく捕まらない。一番最初に登場してアプリも使いやすかったんですが、なんせタクシーが家まで来てくれないw 対象エリアの問題、あとお客さんのドタキャンが多すぎて最初の頃から運転手さんに好意的にむかえられてなかったんじゃないか、というのは感じました。
(言葉を変えれば)自ら先陣を切ってくれた部分もあるので・応援したい気持ちはあります。

そして「大阪タクシー」アプリ。これはねアナログなんですけど結構俺の評価は高いです。とにかく参加しているタクシー会社さんの数の多さ!
で、アプリ内に全タクシー会社の配車専用電話番号の一覧があってねw
ここに電話かけたらとりあえずなんとかなったんで。
アプリちゃうやん、電話帳やんwですが、運転手さんもいい人ばかりでおすすめです。↓

大阪タクシー無線センター

大阪タクシーアプリ

大阪タクシーさんはそっか、ZENRINマップかぁ。

話がちょっと流れました、DiDiアプリのこと。

設定画面てのもありますが、ほぼほぼシンプルであなたを助けてくれるような項目はひとつもありません。

個人的にはここまでシンプルなのはむしろわかりやすくて良い、好印象です。

さて、ここからは改善してよーって話になります。

DiDiは大阪エリアを”テスト”している段階です。
ぶっちゃけ「なんでやねん!」と当初そうとうイライラもしました。それはSNSでもチラと書き込んでしまいましたが、
そもそもはまだテスト段階の域を脱していなくて。なんとも不条理な現実が起こっているのも事実です。

まず、
到着が遅い。

他社さんと比べますが例えば電話配車なら”10分以内”基本です。大阪タクシーアプリさんも実質配車の担当さんが実走車のルートを見ながら配車してくれています。
けれど今までDiDi(8回ほど利用)で10分より早く来たことは1度もありません。平均18分ぐらいじゃないかなー。

しかも、運転手さんが俺の注文取ってからの到着予想時間表示がひどい、遅い。
”到着まで約6分”とか出てるんだけど一向に来る気配もないし、アプリ内のタクシーアイコンもなかなか動かない…。スマホ眺めてると、その6分が3分後も6分って表示のままだったり。どうなってんだこれ。

どうも一番近くのタクシーが来るような設定になってないっぽい。
「えーなんでそんな遠くから来るのよ~」で、15分以上はゆうに待たされる。

この段階でキャンセルできちゃうのは、運転手さん可哀想だよね。したことないけど。



こっち新幹線とか先方との約束時間を考え手配しているのに、これでは正直「使えない」10分では無く、「そもそも20分以内に行きます!」とかうたってるな
ら諦めもつくけど、GPSで車がぐにょぐにょ動いてる中で注文してら期待するじゃないですか、わー近くにおるわあって。「なんで20分かかるねん、時給計算してみろい」とか思っちゃうんです。

で、これ運転手さん側のシステム(ipadみたいなん)も見せてもらっていろいろ聞いてみたんですよ。↓精算時の車内とアプリ用端末。

sdr



あのね、結論から言うと、おそらく

標準マップ、ルート計算がね、話にならないほどひどい。

みたいです。

タクシー運転手さん側が、注文を受ける時のことを、話まとめてみます。

  • 注文が入ると連絡が入る
  • 注文を取るのは早い者勝ち
  • 乗車地は最初あきらかにされない【ここかなり問題!!】
  • 乗車地に近づくとはっきりした場所が示される
  • 一車線通行の道とか、お客さんが乗車場所間違えると、これ地獄絵図やろ
  • そもそも乗車地教えてよ、タクシーの運ちゃんにはものすごい”裏道・信号のタイミング”とか知識あるだから、そっちのほがいいんでない
  • 実際、標準マップ(Googlemap?)の示すルートはもう信じて無いらしいよ、俺も一目見て「あーこれ駄目だわ、まったく道わかってねえわ」思ったし。
  • しかもお客さんが最初に決めた降車地の変更ってできない仕様らしい
  • てなると、もうナビ無視して一番早い方法で行ってもらうと。あと、降車場所なんてコロコロ普通は変わるからなあ。到着が遅いんだから降車地も変更する事あるしなあ。
  • クーポンがいつ使われて、なんぼほど割引になったのかは、降車場所でしかわからない
  • 最近(10月の中旬)ソフトバンクの営業さんがしょっちゅうやってきて「アプリ使え」って煽ってくるw
  • お客さんは若い人が多いよー、40代以上は居ないんじゃないの?
  • タクシー会社にもよるが、アプリ決済の場合の手数料(通常クレカは店側が負担しているのを消費者はしっておくように)は運ちゃんが負担する場合もある

と、俺の心の叫びも含めてみた。

これも運ちゃんに聞いた話だけど、

そもそも2018年5月ごろからDiDiは上陸していて最初は中国人向けだったらしいのね。様子を見て国内の日本人へもリリースしたのが2018/9/27ってことで。
それはインバウンドをがしがしやってる関空・伊丹を保有する(伊丹は違うかw)大阪ならではだったはずなので。

最初に仕掛けるにはやっぱり大阪だったんだろう。という。
タクシーの運転手さん、結構高齢な方も多くアプリの操作大丈夫かなと心配もするけど、でも日本国内で今一番外国人に慣れているのはやはり大阪なのかなあ、という結論に。
とにかく、行政としても昨今問題になってる違法白タク問題もあるし、ここはソフトバンクさんに頑張ってもらって訪日中国人の意識も変えていけたら、ってゆー。そんなんもあるんだろうね。


マップのルートがとにかく酷いのでここは改善が必要だと思うし、
乗車地を予め見せないのはUberみたく遠方ばっかり人気で近場客が見過ごされるというところも鑑みてるのかもしれない。

まぁ。やっと始まって1カ月、これからデータを溜めて溜めて、さらに改良をしている段階だろうから。
もう少し様子を見ましょうか。

こんな感じで終わります。(編集するかも)

Uberはそうとう気にはなるけど、”自宅に一般の人が迎えに来る”怖さはなかなかぬぐえないので、タクシー版なら絶対使ってみたいと感じます。
価格競争になるのも若干心配ではあるけれど。
ただ残念ながら、俺とこはまだ非対応エリアです。


【2019年 Uber 開始について】 はじまりました。まずは大阪で台数の多い未来都さんが先陣を切って。(未来都さんは常に攻めてて好印象しかない)
2019/5現在、UberとDiDiの使用度でいうと、正直なところUberが上回っています。
ただ残念なのがアプリ決済のみ、というのが不便。”あえて”なのだとは思うけどタクシーの場合、迎車的な扱いをすることもあるから法人枠でない場合の決済方法も用意してもらうとなあ。ってところでしょうか。