こむらがえり

「こむらがえり」とはふくらはぎにおこる痙攣のことを指します。「歩いて汗かいて温泉入ってビール呑んでご飯食べて帰る」小さい旅行が好き。

映画「ラッカは静かに虐殺されている」みた

重いテーマです。

毎朝BSで「キャッチ!世界のトップニュース」見てたけど、RBSSの存在自体知らなかった自分がものすごく恥ずかしい。 かった。 おっと、正直言うとこの番組のコーナー「映画でみつめる世界のいま」で藤原帰一氏が推してたんよね。 藤原帰一さん好きだわー。なにこの熟度具合、枯れ具合、妙齢女性をひきつける魔力に溢れたダンディズム。 誰か、この素材扱ってーーーー!!

藤原帰一サン …(*´Д`)ハァハァ

はっ 戻ります。

本音を言う。 やはり常々思っているが日本に生まれてきて、自分たちは”大当たり”の部類なんだ。とちゃんと認識すると思うのです。通常の脳みそならば。 だからもっと、もっと他の世界を見たら己の視点が変わる。 モリカケとかセクハラとか、そんなんバカバカしいぐらいに、リアルに生と死のはざまで生きている人たちのなんたる多さか、と。考えると、ひとつひとつのものごとの重量とか濃さとか、比較にできないことがワールドには多すぎて。

足が震えます。

当初、ヒサブリのナナゲイ行こうかと予定してたんだけど、今は便利だねー vimeoで1000円だったので、おうち映画館しました。

最初の方は、かなりセンセーショナルな。いくらドキュメンタリーと言えども「それはちょっと」な生映像が続きます。 これは、映画の興業を考えると必要なので、致し方ないかとは思いますが。心底身につまされます。 あまりにも命が軽い。いや、命はきっと皆平等に軽いのだろうけど。重いと思っている宗教の方々には耐えられない映像の数々でした。だってこれノンフィクションだもの。

きつい。

今までもかなりネット動画でIS側の動画見てきたけど。 人殺しを嬉々として映像にするクリエイターの存在が、俺はものすごく怖い。 もしISが滅んだら(滅ばないと実は思ってる)、是非ともこのクリエイターやってた欧米人の生の声を聴きたいね。

後半に入ると、シリアでは身の危険が迫るメンバーたちがドイツに移るのですが、ここでは彼らはヘイトスピーチを行う集団と相まみえるシーンがあります。

これ、俺個人的意見で言うと「どっちの意見も理解できる」んです。おそらくRBSSの側もなんとなく理解はしてるんです。 ”行き過ぎ”なければヘイトなグループの主張もすごく理解できるのですが、残念ながらどの世界でも”キャッチでわかりやすい”のが感情を動かすのが実情ですから。 RBSSも受け止めている辺りが、彼らも”キャッチでわかりやすい”伝え方をしている側でもあるのだろうと。

まぁ、ドキュメンタリーは監督の思いが強く出るカテですんで。少し冷めた目で見るように心がけてましたが、 きっとそうなのだと思います。 ※この映画の監督はアメリカ人です

映画自体は2015年前後、2018年の今のRBSSはまた違う状況なのでしょうか。 それが知りたくなりました。

どうぞ、彼らと彼らの家族が無事で、幸せでありますように。

※映画は1時間半ぐらいの短めです。